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2025/06/05

空き家って、固定資産税が上がるって本当?

空き家って、固定資産税が上がるって本当?

「空き家をそのままにしてたら、税金が高くなるって聞いたけど…」

このご相談、実はよくいただきます。実家を相続したけれど、しばらく使う予定もない。だから「とりあえず放置しておこう」と思っていたら、「固定資産税が6倍になるらしいよ」と言われて、ドキッとした…。

結論から言うと、
本当に上がる可能性があります。

しかも、何も知らずに放置していると、**いつの間にか損をしていた…**ということも。今回は、空き家と固定資産税の関係をわかりやすく解説します。

そもそも「住宅用地特例」って知っていますか?
住宅が建っている土地には、固定資産税の特別な軽減措置があります。
 ・住宅がある土地:最大で6分の1の税金
 ・住宅がない土地:通常どおりの税金
つまり、同じ広さの土地でも、上に建物があるかどうかで税額が何倍も違ってくるんです。

「特定空き家」とは?6倍になるってどういうこと?
空き家の中でも、特に問題があると判断された家は「特定空き家」に指定されることがあります。

◾️自治体に特定空き家と認定される条件(一例)
 ・倒壊のおそれがある
 ・ごみや雑草がひどくて衛生的に問題
 ・落書きや破損が放置されていて景観を損なっている
 ・近隣から苦情が出ている

こうした状態のまま改善しなければ、
住宅用地の特例が解除され、固定資産税が最大6倍に増額されます。

つまり、放置=お金がかかるリスクに変わる
「使っていないのに、なんで税金だけ増えるの…?」と感じるかもしれませんが、空き家は放っておくと【周囲への迷惑・安全リスク】になってしまうため、行政としても放置を許さない方向に舵を切っているんです。

特定空き家に指定されると…
 ・固定資産税の優遇なし
 ・立ち入り調査の対象
 ・行政指導 → 命令 → **罰金(50万円以下)**の可能性
 ・最悪の場合、行政代執行で強制解体 → 費用請求

…と、どんどん大きな問題になります。

対策①|「見に行く」「現状を把握する」
まず大切なのは、「実家がどういう状態なのか?」を確認することです。
 ・雨漏りはないか?
 ・外壁が崩れていないか?
 ・雑草・木が近隣に越境していないか?
 ・ごみが散乱していないか?

現地を見ずに放置していると、特定空き家候補になっていることに気づかないまま…というケースもあります。

対策②|「活用 or 売却」でリスク回避
もし今後も誰も住む予定がなければ、
 ・月数千円で管理代行サービスを頼む
 ・貸す(賃貸)という選択肢を検討する
 ・いっそ売却してしまう

など、いずれかの手を早めに打つのがオススメです。

私たち「ミカタ仲介」では…
 ・建物の老朽具合の確認
 ・解体の要否判断(買主ニーズに応じて)
 ・税金の相談窓口のご紹介
 ・地元密着の買主ネットワークを活かした売却
こうした対応を売主様目線で一緒に考えるのが、私たちの役目です。

まとめ|放置している時間=お金と信用が減っていくかも
相続した空き家を「とりあえずそのままにしておく」のは、楽なようでいて、後々コスト・責任・精神的負担が大きくなってしまうことも。

売らなくても良いです。貸さなくても良いです。
ご相談だけでも構いませんので、お話しを聞かせてください。

ミカタ仲介 三軒茶屋本店
大越 琢弥
 

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